感染性胃腸炎で突然“おう吐”…どうすれば? 「飲んではいけない薬」とNG行為 過去10年で最多の感染

感染性胃腸炎の患者数が過去10年で最多となる中、突然の嘔吐や下痢にどう対処すれば良いのか、正しい知識を持つことが重要です。

感染性胃腸炎とは

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌などが原因で、胃や腸に炎症が起こる病気です。主な症状は、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などです。感染力が非常に強く、特に乳幼児や高齢者は重症化するリスクがあります。

感染経路

感染性胃腸炎は、感染者の嘔吐物や便に含まれるウイルスや細菌が、口から体内に入ることで感染します。主な感染経路は以下の通りです。

感染者の嘔吐物や便に触れた手で、口に触れる
ウイルスや細菌に汚染された食品や水を摂取する
感染者が触れたドアノブや手すりなどに触れた手で、口に触れる
嘔吐時の対処法

突然の嘔吐に慌てず、適切な対処をすることが大切です。

水分補給 嘔吐や下痢で失われた水分と電解質を補給するため、経口補水液などを少量ずつこまめに摂取しましょう。
安静 症状が落ち着くまで、安静に過ごしましょう。
周囲への配慮 感染力が非常に強いので、周囲の人への感染を防ぐため、手洗いやうがいを徹底しましょう。
飲んではいけない薬

市販の吐き気止めや下痢止めは、自己判断で服用しないようにしましょう。これらの薬は、症状を悪化させる可能性や、病気の回復を遅らせる可能性があります。

NG行為

以下の行為は、症状を悪化させたり、周囲への感染を広げたりする可能性がありますので、控えましょう。

自己判断での服薬
無理な食事
激しい運動
感染者との密な接触
医療機関を受診する目安

以下の症状が見られる場合は、医療機関を受診しましょう。

嘔吐や下痢が激しく、水分を全く受け付けない
高熱や激しい腹痛がある
嘔吐物に血が混じっている
意識が朦朧としている
乳幼児や高齢者
予防策

日頃から以下の予防策を心がけましょう。

手洗いやうがいを徹底する
食品を十分に加熱する
調理器具を清潔に保つ
感染者との密な接触を避ける
感染性胃腸炎は、適切な対処と予防で、重症化を防ぐことができます。もしもの時に備え、正しい知識を身につけておきましょう。

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