刺殺された20代女性は「弊社の『最上あい』ではない」声優事務所が説明 「執拗なコメントやDM、写真の無断転載」控えるよう呼びかけ

2025年3月11日に東京都新宿区高田馬場で発生した20代女性刺殺事件において、被害者女性が「最上あい」名義で配信活動をしていたことから、同姓同名の声優・最上あいさんの死去説がSNSで拡散されました。これに対し、最上あいさんが所属する声優事務所「カレイドスコープ」は、公式サイトで声明を発表し、事件との無関係を強調するとともに、執拗なコメントやDM、写真の無断転載を控えるよう呼びかけました。

事件と無関係であることを強調

事務所は声明で、「本日、3月11日(火)高田馬場にて起きた事件に関しまして、一部ネット報道にて『声優』と表記されたことによる誤情報で、弊社の『最上あい』と誤解されている状況を確認しております」と説明。その上で、「本事件に於いて、ご本人様のお悔やみを申し上げますと同時に、本人の安否確認も出来ており、弊社の『最上あい』ではないことをお知らせさせていただきます」と事件と無関係であることを強調しました。

執拗なコメントやDM、写真の無断転載を控えるよう呼びかけ

事務所はまた、「現在、SNS等で事実確認の取れていない情報や、執拗なコメントやDM、写真の無断転載等が見受けられます」と指摘し、「関係者の皆様にはご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。その上で、「関係者の皆様におかれましては、本件に関する憶測での発信や、プライバシーを侵害する行為はお控えいただけますようお願い申し上げます」と呼びかけました。

最上あいさん本人もSNSで否定

最上あいさん本人も自身のSNSで死去説を否定し、「ご心配をおかけして申し訳ありません。私は元気です」とコメントしました。

事務所の声明全文

株式会社カレイドスコープ公式サイトに掲載された声明全文は以下の通りです。

「本日、3月11日(火)高田馬場にて起きた事件に関しまして、一部ネット報道にて『声優』と表記されたことによる誤情報で、弊社の『最上あい』と誤解されている状況を確認しております。本事件に於いて、ご本人様のお悔やみを申し上げますと同時に、本人の安否確認も出来ており、弊社の『最上あい』ではないことをお知らせさせていただきます。現在、SNS等で事実確認の取れていない情報や、執拗なコメントやDM、写真の無断転載等が見受けられます。関係者の皆様にはご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。関係者の皆様におかれましては、本件に関する憶測での発信や、プライバシーを侵害する行為はお控えいただけますようお願い申し上げます。」

SNSでの情報拡散における注意喚起

今回の事件は、SNSでの情報拡散における注意喚起を促す事例となりました。SNSで情報を拡散する際は、発信元が信頼できる情報かどうかを確認し、安易に拡散しないよう注意が必要です。

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